CANNELÉ

カヌレは、フランス南西部のボルドー地方で誕生した伝統的な焼き菓子です。16〜18世紀頃、ボルドーのアノンシエード修道院の修道女たちによって作られ始めたと伝えられています。

​発祥の背景には、ボルドー特産のワイン造りが深く関わっています。当時、ワインの澱を取り除く清澄作業(コラージュ)に大量の卵白が使われていたため、余った大量の卵黄を活用するために考案されました。これに小麦粉や砂糖、港から届くラム酒やバニラを合わせて焼き上げたのが始まりです。

​「カヌレ」という名は「溝のついた」を意味し、象徴的な竪溝のある銅型の形状に由来しています。

Términusのカヌレ

​私たちが目指したのは、クラシカルでありながらも一線を画す、圧倒的な香りを纏った至高のカヌレです。

​美味しさの核となるラム酒の表現には、徹底的なこだわりを注ぎ込みました。選び抜いたスーパープレミアムラムをベースに、独自の配合で緻密にブレンド。口に含んだ瞬間に広がるのは、ダークラムならではの芳醇で力強い骨格です。そこに重なるのは、メープルシロップのような温もりある甘さと、リコリスを思わせる奥深く複雑なアロマ。幾重にも重なる香りの層が、立体感のある贅沢な味わいを生み出します。

​さらに、そこにバニラを絶妙なバランスで合わせることで、ラム酒のポテンシャルを極限まで引き出しました。バニラがもたらす豊かでまろやかな余韻が、鼻腔を抜けるラムの香りを優しく抱きかかえ、最後のひとくちが消えた後も心地よく長く留まります。

​外側の香ばしさと共に解き放たれる、上質なアロマの競演。素材の調和と香りの設計を突き詰めた、Términus渾身の一品をぜひご堪能ください。

おすすめのペアリング

1. 赤ワイン(ピノ・ノワールなど)

ダークラムやバニラが醸し出す重厚な香りと、赤ワインの豊潤な果実味が互いを引き立て合う大人のペアリングです。まろやかな酸味とタンニンがカヌレのコクを受け止め、より一層贅沢で深みのある余韻をもたらします。

2. ほうじ茶

香ばしく焙煎されたほうじ茶の芳しい香味が、カヌレ特有の香ばしい外皮と心地よく重なります。すっきりとした後味でありながらも深い味わいが、メープルやリコリスのような複雑なアロマを優しく包み込み、上品な余韻を残します。

3. ストレートティー(ウバ / キームン)

スモーキーで特有の華やかなアロマを持つ紅茶は、ダークラムの奥深いアロマやバニラの甘い余韻と見事に調和します。適度な渋みがカヌレのリッチな味わいを心地よく引き締め、贅沢な香りの層をより立体的に引き立てます。

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