フィナンシェの試作

形はまだ模索中ですが、タイムのハチミツ香るリッチな焼き菓子を作りました。
ところで皆さんはフィナンシェとよく似たお菓子、ヴィジタンディーヌ(Visitandine)を知っていますか?
ヴィジタンディーヌとは?✍️
フィナンシェの「原型」とされる、より古い伝統菓子です。
- 名前の由来: 17世紀、フランスにある「ヴィジタンシオン会(聖母訪問会)」の修道女(ヴィジタンディーヌ)が作ったことから名付けられました。
- 誕生の背景: 当時、修道女たちは絵画の接着剤やアイロンがけの糊として「卵黄」を大量に使っていました。余ってしまう「卵白」を無駄にしないために考案されたのがこのお菓子です。
- 特徴: 材料はフィナンシェとほぼ同じですが、形は円形やオーバル型で焼かれるのが一般的です。
- フィナンシェが「焦がしバター」を必須とするのに対し、ヴィジタンディーヌは「溶かしバター(焦がさない)」で作られるレシピも多く、より素朴で優しい味わいなのが特徴です。
フィナンシェとは?✍️
スペシャリテにするところも多いほど、現代で最も有名な焼き菓子の一つです。
- 名前の由来: フランス語で「金融家」や「金持ち」を意味します。
- 形: パリの証券取引所周辺の金融家たちが、手を汚さずに素早く食べられるように、また金塊形に見えるように長方形の型で焼かれたのが始まりと言われています。
- 特徴: 液状の卵白、砂糖、アーモンドプードル、薄力粉、そして最大の特徴である「ブール・ノワゼット(焦がしバター)」を使います。
焦がしバターによって、ナッツのような香ばしい風味と、しっとりした食感が生まれます。
現代では金塊型に囚われず、クグロフ型や丸型、オーバル型、四角型など色んな形のフィナンシェが見られます。
つまりまとめると、
フィナンシェ→卵白は泡立てずに混ぜる、長方形(金塊型)、焦がしバターが香るリッチな味わい。
ヴィジタンディーヌ→泡立てた卵白に混ぜる、丸型やオーバル型、溶かしバターを使用。ミルク感が強めで素朴な味わい。
というのが大まかな違いです。
この焼き菓子も、今はフィナンシェを作っていますが今後試作を重ねる中でヴィジタンディーヌになることもあるかもしれません🤔

